- 「前駆陣痛・陣痛」とお産の進み方
- 妊娠中の1人目と2人目との違い
- 「お産・入院時」必要なアイテム
- 経産婦出産のリアル体験
「2人目の出産は早いよ〜!」とよく聞くけれど、本当にそうなの?
この記事では、臨月から出産までのリアルな体験をもとに「経産婦 出産レポ」として前駆陣痛や陣痛の進み方、1人目との違い、そして実際に感じたことなどを詳しくまとめます!
これから2人目の出産を控えている方や、経産婦の出産が気になる方の参考になれば嬉しいです~
また初めての出産を控えているママさんにも参考になる情報を沢山紹介してます!
【はじめに】2人目の出産は「本当に早い」ってホント?
1人目のときは陣痛から出産まで9時間。
今回は2歳の息子を育児をしながらの妊婦生活で、臨月以降はほんと体力的にも大変でした…。
「経産婦の出産ははやい!」となんとなく聞いていたので出産への不安はそこまでなかったんですが…
いざ出産となったら…なんと!!陣痛~出産まで17時間もかかりました!!
どんな過酷な出産だったのか…という前に
まずは前提として「お産の進み方」については知ってますか?
「前駆陣痛・陣痛」とお産の進み方
臨月に入ると、まず気になるのが「前駆陣痛」と「本陣痛」の違いです。
私の初めての出産では、お腹が痛くてもこれが「前駆陣痛」なのか「本陣痛」なのか全くわからなかったです 笑
- 前駆陣痛
お産の準備段階で起こる不規則なお腹の張りや痛み。
生理痛よりも重い痛みが「じぃーーーーん」ってお腹の下腹部に来る感じ。
- 本陣痛
出産につながる本番の陣痛で一定(5〜10分→短く)の間隔で起こり強さが増していきます。
我慢できなくて、腰を抑えたくなる痛み。とにかく下半身のお尻の付け根あたりを「どーーーん」と抉られる感じ。
→体験したことがない痛みなので言葉では表しにくい 笑
ただし、経産婦の場合は「前駆陣痛か〜本陣痛への切り替わり」が早い!と言われます。
そのため病院からは「陣痛が15分間隔あたりになったら一回連絡をください。」と言われてました!
経産婦の出産が早いと言われる訳
ではなぜ「経産婦は出産が早い」と言われるのでしょうか?
それは一度出産を経験していることで、子宮口や産道が開きやすくなっていることが大きな理由です。
また、体が「お産の流れ」を覚えているため陣痛が始まってからの進行がとてもスムーズ。
「陣痛が来たらすぐ病院へ」と言われるのも納得です。
「妊娠〜出産」まで1人目との違い
1人目の「妊娠・出産」はすべてが初めてで、不安や緊張が大きかったのを覚えています。
ことあるごとにネットで「胎動の回数」「逆子防止」「出産レポ」「陣痛」など調べまくってました 笑
ですが2人目は「なんとかなる」という気持ちが強く、上の子の育児もあったので余裕がなく気づくと「もう産休だ、もう臨月?、こんなお腹大きかった?」とあっという間の妊婦生活でした!
1人目の時は産休に入って育児グッズの買い出しや、安産のためのウォーキング、栄養バランスの取れた食事を作ったりしてました。
ですが2人目となると、だいたいのものはお下がりで済みますし、家事や掃除、ご飯の支度などウォーキング並みに家の中を動いてました 笑
おかげで、1人目の時よりも2人目の方が体重の増加がそこまでなかったです!
経産婦の場合は当たり前ですが、上の子のお世話がある分体力的にも精神的にも大変でした。
「自分の体調だけに集中できない」というのが、2人目妊娠・出産のリアルです。
左の母子手帳:第一子 約18キロ増
右の母子手帳:第二子 約10キロ増
【臨月の過ごし方】2歳児ママのリアルな毎日
臨月に入ると急にお腹の張りも頻繁になり、体が本当重くて動くのも大変です、、。
それでも平日の朝は6時30分には起きて、朝食・保育園準備・家事をワンオペ。
臨月とは思えない運動量でした 笑
上の子との生活
2歳の息子は、たまーに甘えて「抱っこして」と要求してきます!
甘える息子に対しては「ママとの2人きりの時間もあと少しだよ〜」という思いで接しました!
ですが、腰が痛い!!12キロ抱っこは腰が砕けます 笑
そのためなるべく抱っこはせずに歩かせてました。
2歳なんてまだまだ手がかかります…。
休日はできるだけ一緒に過ごす時間を大切にし、家事は時短テクニックや便利グッズに頼りながら、無理せず過ごすように心がけていました。

妊娠中の身体と心の変化
妊娠初期はあまり悪阻もなく身体的にはそこまで大変ではありませんでした。
ですが仕事と育児の両立をしながらの妊婦は、自分のための時間を作ったり、お腹の子を毎回気にかけてる暇も余裕もありませんでした…笑
そんなころも束の間。
すぐに臨月になりました 笑
臨月になると夜中に何度もトイレに起きたり、腰痛やむくみがひどくなったりと、体の不調が増えてきます。
特にトイレが本当に近くなります!
また、私は夜に前駆陣痛が頻繁に起こるようになり「これは本陣痛?」「もうすぐ産まれる?」と心の準備をしながら毎日ドキドキ!
この頃は精神的にも不安定になりがちですが、上の子のお世話をしていると気が紛れることも多かったです。
「自分の体を最優先に」と言われても、現実はなかなか難しいのが2人目妊娠のリアルだと感じました。
陣痛への備え
経産婦の場合、陣痛が始まってから出産までが早いことが多いので、臨月に入ったら「いつでも出発できる準備」をしておくことが大切です。
ここで特に重要だったのが「陣痛がきた時に長男はどうすのか。」問題です。
旦那さんに預ける。が1番楽ですが私の場合は立ち会い希望だったのでこんな問題にぶち当たりました。
・息子と2人きりの時に破水したら?
・保育園の送り迎えは?
・深夜の出産はどうする?
・産まれたあとの入院時、長男はどうするの?
私は、幸い夫の職場から家までは1時間ほどですし、家から実家までも車で30分くらいだったので何かあれば頼ることができました。
入院バッグは常に玄関に置き、上の子の預け先や連絡先もすぐ分かるようにまとめておきました。
また、前駆陣痛が強くなってきたら、夫や実家にすぐ連絡できるようスマホを常に手元に。
車の出先で破水した場合なども想定して「陣痛タクシー」などのサービスも事前に登録しておきました!
念には念を!事前準備はしっかりすることをオススメします。
【出産前日〜当日】経産婦のリアルな出産レポ
では実際に経産婦の私はどんな出産になったのか紹介します!
兆候(おしるし・前駆陣痛)〜陣痛の始まり
出産予定日の2日前からおしるしと、夜になるとお腹が痛くなり前駆陣痛が少しきてました。
長男の時は予定日の1日後に出産でした。
病院の先生からは「経産婦だからと言って予定日が早まることはあまりなく、陣痛がきてからの進みが早い傾向にあるよ」と言われていたので、今回も予定日は少し過ぎるかなと思ってました!
予定日当日の夜、20時あたりから定期的な痛みが来ました!間隔はだいたい10〜15分くらい。
23時あたりには痛みが強くなってきた(まだ耐えれる痛みです)のでいよいよか?と思い病院に連絡してみます。
病院への連絡と移動手段について
病院に連絡すると
「経産婦さんなので、これるなら早めにきたほうが良い」とのこで旦那と病院に行くために、実家からお母さんを呼びました。
この時はもう深夜〜明日までかかるかもしれないとわかったのでお母さんに泊まってもらい、明日の朝に長男を保育園に送ってもらうようにしました。
家から病院までは旦那の運転で向かいました。
必要な荷物は玄関にまとめていたので、バタバタすることもなくスムーズに病院まで移動できました。
経産婦の場合病院到着までの時間も計算に入れて、早めの行動ができるように準備しておくのが安心に繋がると実感しました!
【出産レポ】経産婦はやっぱり早かった!?
いよいよ本格的にお産が進みます。
陣痛はきてるけど、まだまだこんな痛みじゃないことは経験済みなのでわかります 笑
病院に着いてからの流れ
病院に着いたのが深夜1時。
着いてからすぐに荷物を病室に置いて着替えます!
分娩台で横になりモニターをつけるも10分間隔から進行せずにひとまず病室で様子を見ることに。
でずが、10分間隔の痛みで寝れなかったので旦那は一時帰宅。
私はひたすら深夜2時〜8時くらいまで病室で耐えました 笑
ひたすら時計と睨めっこしながら格闘した夜は一生忘れません。
助産師さんもちょこちょこ様子は見にきてくれて、朝ご飯は食べれるなら食べた方が良いと言われ8時くらいに陣痛の合間に口に押し込みました!笑
8時あたりからさらに痛みが強くなったので再度分娩台に移動。
すると子宮口も4センチほどまで開いてました。(出産時の全開は10センチです)
地獄の時間
さらに痛みは増してきて子宮口が開くのを待ちます。
ですが、昨晩寝れなかったこともあり私の体力も残り少なく身体が疲れているせいかなかなか進みません…。
再度分娩台に移動してからの時間が本当にしんどかったです。
陣痛の痛みはやはり強烈で「もう無理!」と叫びたくなるほど。
陣痛の合間に睡魔に襲われ意識朦朧としながら、自分と戦ってました。
そんな私を旦那は汗を拭いたり、ファンで風をあててくれたり。
サポートがありとてもとても心強かったです!
破水・促進剤投与
10時あたりになってもなかなか進まず。助産時さんがと医師の判断で人工破水することに。
「破水させれば進み早くなるからね〜」と言われ、「お願いしします!」と即答。
破水したもののなかなか子宮口が広がらずもう私も限界をほぼ超えてました。
そのせいか、逆に陣痛の間隔が少し空いてしまってきました。
助産師さんからは「陣痛の間は少しでもいいから目を閉じて休んだりしてね」と言われ
目を閉じてましたが、その時はもう意識がどっかいって(多分寝てた)陣痛の痛みで意識もどず。みたいな状態でした 笑
そんな状況を、促進剤を投与することを相談されそこでも即答。
ここからは「よし!これでもう終わるから頑張ろう!!」と最後の一踏ん張りです。
誕生の瞬間
陣痛がやや弱まったタイミングで促進剤を投与されましたが、そこからはびっくりするくらい一気にお産が進みました。
子宮口が全開に向けて広がる間の30分くらいは「痛いぃぃぃぃーーー」と声を出さないと我慢できず。
ですが全開になってからはいきんでいいとのことで、ようやくいきみます。
そしてやっとやっとやっとやっーーーーーーーーーと
我が子が誕生!!
陣痛がきてから、約17時間。
「まじ?経産婦って生まれるの早いんじゃないの?」というのが本音です。
その分誕生の瞬間の達成感と感動、産まれた赤ちゃんへの愛着が半端なかったです。
とっても大変なお産だったけどまずは、無事に産まれてきてくれてありがとう。という気持ちが一番でした。
その後通常通り分娩室で2時間休んだあと、病室に移動。
経産婦なので4日目に退院しました!
お産〜入院時にあって良かったアイテム
無事に産まれて、退院したということで
旦那立ち合いにて2度の出産と産後入院した私が、実際にあって良かったアイテムを紹介します!
お産時

✅ハンディーファン
分娩室は涼しいですが、本人は汗だくなのでファンで少し身体を冷やします。
✅ストロー付きのペットボトルキャップ
キャップの開け閉めがないので、楽に水分補給できます。
✅フェイスタオル
もうすぐにでもシャワーを浴びたい!というくらい汗をかくので拭くものはあった方が良いです!
オススメは手拭サイズのタオルです。
✅スマホ&充電器
お産自体どのくらいかかるのか未知数なので、枕元で充電ができるように持っておくのが安心です。
✅軽食やゼリー飲料
ささっと食べれる、ゼリーやカロリーメイトがオススメです!
入院時

✅産褥ショーツ・授乳ブラ
産院によってもらえるとこともありますが、すぐに使えるよう多めに持っていくのがオススメです!
特に授乳ブラは今後も長く使います!産褥ショーツはすぐ使わなくなるので必要な分(3枚くらい)で問題ないです。
✅着圧タイツ
産後自分の足がぞうさんになります!これはガチです!
着圧タイツは絶対持って行って欲しいです。
私は夜も日中も着用してました。
✅リファ
朝起きると顔もびっくりするくらいパンパンです 笑
このまま家族と面会なんてできないくらい!
そこで助けてくれらのが美顔ローラーでした。
✅コーヒー・ティーパック
こちらも産院によりますが、お湯のポットは大体どこでもあるので
自分の好きなものを持っていくとリフレッシュにいいと思います。
✅タブレットPC
テレビがない病院も多いのかな?
赤ちゃんが寝てる間などちょっとした休憩タイムに最適です。
✅木目バナー
こちらは私が個人的に写真を撮るために持参しました!
産まれた直後は毎日顔が変わるので記念に日数と一緒に写真をとりました!
【2人目出産で驚いたこと・良かったこと】
出産は本当に十人十色。同じ状況の出産なんてないということを強く実感しました!
ですが、1度出産を経験している分、2度目の出産は良かったことも多かったです。
1人目との違い
2人目の出産は、全体的に「早い」「スムーズ」という印象が強かったです。
(私の場合お産は除きますが 笑)
特に「妊娠発覚〜臨月」の妊娠期間は毎日息していたら終わってました 笑
心の余裕
2人目の出産で感じたのは、「心の余裕が全然違う」ということ。
・病院の流れも知っている
・陣痛への覚悟ができていた
・お産の進み方もだいたいわかる
・赤ちゃんのお世話もできる
1人目の時は不安や緊張でいっぱいでしたが、2人目は「大丈夫、何とかなる」という心の余裕がありました。
陣痛の痛みも「これが終われば赤ちゃんに会える」と前向きに捉えることができ、精神的な負担が少し軽減されたように感じます。
経産婦の出産は、経験値がある分、気持ちの持ち方が大きく違うと実感しました。
妊娠中上の子の反応
妊娠中、上の子はお腹をなでたり、「赤ちゃんまだ?」と話しかけてくれたりと、成長を感じる場面がたくさんありました。
まだ小さい2歳前後にも関わらず、存在を認識しているので「すごいなぁ〜」関心することが多くありました!
出産後機嫌が悪いとママにべったりで甘えん坊になりますが、赤ちゃんには興味深々でなでなでしたり、手を握ったり。
お兄ちゃんらしく振る舞う姿に感動。
2人目の出産は、家族みんなの成長を感じられる素晴らしい経験でした。
【まとめ】経産婦の出産はこう変わる!体験してわかったリアル
「経産婦 出産レポ」として、2人目の出産は1人目よりも大変だった!!というのが私の経験でした。
陣痛の痛みはやはり強烈ですが、経産婦だからこそ経験がある分、気持ちの余裕を持って臨めたことが大きな違いです。
でもその分、上の子のケア・家族との連携・心の準備がカギになります。
一生のうちにあるかないかの出産という経験は、1度でも2度でも一生忘れることのない貴重な経験です。
出産は奇跡。その瞬間にもう一度立ち会えたこと、本当に感謝です。
これから2人目の出産を迎える方も、無理せず自分のペースで、素敵な出産を迎えられますようにと願ってます!
少しでもこの体験談が参考になれば嬉しいです。
このブログでは出産や育児についてリアル体験を発信してます!
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